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~地域からイジメや差別をなくそう~ 世界人権デーを記念して新宿で啓発イベントを開催しました

先月、2016年における学校でのいじめ認知数が最多となる32万件と文科省から報告され、地域におけるいじめや差別はまだまだ解決すべき課題であることが明白となっています。このような中、ユース・フォー・ヒューマンライツは12月10日(日)、国連の定めた世界人権デーを記念してアーティストや活動家をお招きし人権の啓発イベントを新宿(場所:サイエントロジー東京)で開催しました。

この日は終戦後、1948年に国連が二度とそのような悲劇を繰り返さないために、エレノア・ルーズベルト女史の監修のもと世界人権宣言が定められ、世界中で啓発的な行事の開催が推進されています。

人権について30か条の宣言文が公的に定められているにも関わらず、多くの一般市民が「人権とは何でしょうか?」という質問に対して言葉に詰まることがアンケート調査でも明らかになっており、人権の意識の欠如、もしくは意味が把握されていないことが問題点として挙げられています。

もしも皆が人権について理解し、お互いを尊重できる社会となればどれほど違うでしょうか。虐げられている人が「人権」を知ることで何かが変わるでしょう。

会では、ユースフォーヒューマンライツのボランティアからJリーグのクラブ・チームからも人権教材としても採用されている「人権の物語」DVDを上映し、紀元前のキュロス大王の人権の円柱からの人権の歴史について解説。

また、ゲストスピーカーとして、特定非営利活動法人「キッズ未来プロジェクト」理事長いのつめまさみ女史をお招きし、新宿の貧困に悩む子ども達の現状などをお話ししてもらいました。

また、もう一人のゲストスピーカー、東恵光山・真清浄寺住職の吉田日光氏からは、
インドで小学校を開校し、ボランティア活動に従事したこと、又カースト制度の問題と12億人の人たちをどう助けることができるかという切実な出来事についてお話ししてもらいました。

参加者からは「吉田先生の活動でいかに教育が大事かを感じました。」「幸福になるためという話はとてもパワフルでした。」「人権というと暗いイメージがありましたが、前向きなイメージを受け好感を受けました。」というような反響が得られました。

ユース・フォー・ヒューマンライツ インターナショナル(Youth for Human Rights International: YHRI)は、教育者であるマリー・シャトルワース博士によって創設された非営利団体です。ユース・フォー・ヒューマンライツ インターナショナルの目的は、青少年を人権について、特に国連世界人権宣言について教育し、彼らが寛容さと平和の支持者となるようにすることです。インドのマハトマ・ガンジーや、南アフリカの人種隔離政策を撤廃したネルソン・マンデラ、アメリカの人道主義者L.ロンハバードらが残した人権にまつわる言葉を紹介しています。

特定非営利活動法人イマジンは、知的障害者のノーマリゼーション、覚せい剤撲滅の普及啓発活動を行っており、ユース・フォー・ヒューマンライツの活動を応援しています。


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